○洗顔に利用されるスクラブ(研磨)剤は?

2017/02/18

洗顔クリームに利用されるスクラブ(研磨)剤は、表皮の汚れを洗い落とすことを目的に、たとえば、以下のようなものが微粒子として添加されています。

○クルミ、とうもろこし殻の微粒子
○プラスチック微粒子(PE,PS)

○シルカ、炭酸カルシウムの粒子
○貝殻の殻の微粒子

いずれも、研磨効果が期待されるものですが、機械的な研磨による表皮の汚れはとれるものの、毛孔の中にまで入り込んで沈着しているしつこい汚れは取れにくく、また洗浄効果をもつ界面活性剤と併用されるため、これらのスクラブ粒子を使った洗顔剤では、研磨作用により角質層の離脱を優先すれば健康な素肌を痛めることになり、またそれを防ぐために界面活性剤を添加すれば油成分が残るという不具合が生じることになります。
汚染された空気にさらされている皮膚は、通常自らの出す汗により湿った状態になっていますが、たばこの煙や排気ガスなどの酸性ガスが溶け込み、皮膚表面は酸性になっています。これが、さらに汗の蒸発により濃縮されて強酸性状態となり、皮膚に悪影響を及ぼすことになります。